自分を攻略していく記録

自分がやりたいことを達成するには何をすればいいのか、その攻略していく過程をつらつらと

メルカリ(mercari)のインターンでアメリカに来ました(2日目)

Johns Hopkins University到着

このインターンに参加しているY君の紹介でつないでもらった人に、Johns Hopkinsで会った。彼女は大学から日本を出てJohns Hopkinsに来ている3年生で。日本の大学と全然違い、大学生活は基本勉強しかしないとのこと。GPAも3.8は普通だそう。バイトをすることもあるが、大学関連の仕事になると言っていた。

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彼女にまずはいろいろヒアリングした。普段どういうアプリ・インターネットサービスを利用するのか、シェアリングエコノミーに関してとか、あとは実際にメルカリを使ってみてどう思ったか、等々。こちら側も初めてだったため、何がいいの分からず手探りでかなり時間を取ってしまった。

印象的だったのが、大学のFacebookグループに、いらなくなったものを安く誰かに売る、というものがすでにあったこと。Johns Hopkinsでは(アメリカの他の大学もかもしれないが)基本寮生活で、毎年寮が移るため、そのグループを使って家具や邪魔になる荷物を売ってしまうケースが多いそうだ(寮→シェアハウスだと特に結構いらないものがでてくる)。そのFacebookページを見せてもらったが、椅子やベッドとか家具もあればパソコンや服もあり雑多である。また、金額もメルカリのものより安く(マージンもない)、売買は大学内で完結するので郵送も楽、というメリットがある。もうひとつ印象的だったのは、彼女の場合、基本パソコンを持ち歩いており、携帯で買い物をしようとは思わないと言われたことだ。日本だとみんながみんなパソコンを持ち歩いているわけではないため、そこもアメリカならではの視点なのかなと感じた。

大学散策

ヒアリングの後、一緒に大学の食堂へ。バイキング形式でメニューもTHEアメリカという感じ。昼過ぎから授業がある、と言っていたのだが、「来てみる?」となり、参加してみた。意外にも、日本と講義自体の形態は変わらないかもしれない。

先ほどヒアリングした人が(学校のプロジェクトか何かで)医療系のiOSのアプリを作っている、と言っていたため、そのiOSの実装をしている人に会いに行いった。彼にもヒアリングをして、主にUIUXまわりでフィードバックをもらった。ただ、その人自身はあまりオンラインで買い物をしないと話していた。

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メリーランド大学カレッジパークへ移動

夜はメリーランド大学の人と会う約束があったので、Uberでそっちへ移動。1時間以上かかったが、それでも50ドル弱、日本のタクシーに比べると全然安い。到着して合流すると、会う予定だった彼(G君)が、普段からeBayを利用している叔父がいる、とのことでその叔父と携帯を通じてオンラインでやり取りする機会を設けてくれた。

G君の叔父はeBayを1994年から利用していて、自動車のパーツを転売することで、当時は多い時で300万(/年)は儲かっていたそう。最近は80万程度になってきて、ユーザーが多すぎると言っていた。59歳で、スマホは持っていないのでeBayしか使わないとのこと(奥さんはAmazonで買い物はするが)。郵送に関してはeBayはサポートがしっかりしていて非常に便利、悪いところは人が増えすぎたところだけだとか。

G君自身もmercariはここで初めて聞いたそうだが、使いやすさに関しては好評だった。Androidは、SMSやストレージの利用許可画面があるのだが、なぜそれが必要になるのかわからないし、許可したいとは思わないから使わないかもしれないとのことだった。彼は情報系の専攻ということもあり、そこら辺が特に気になると話してくれた。彼は、Craigslistは利用するが、それはみんなが利用しているし、対面だからかえって良い、との意見だった。「mercariはFedExUSPSしかないのか?もうひとつUPSというのがあって、それは少し高いけど一番信頼できるはずなのに、なぜないのか?」と、配送方法に関しても疑問を投げかけてくれた。Craigslistだとその配送方法を気にしなくていいのが良い、とのこと。

雑感

思っている以上にmercariは認知されていないということ。eBayやEtsy、Craigslistは大体の人が知っていて、利用経験もある人が多数だった。他の類似サービス(letgo、Offerup、Wish)の認知度もmercariと同程度、もしくはmercariよりは若干知られているという感じ。日本人のイメージとは全く違って、mercariはアメリカで思っている以上に苦戦を強いられているのだと痛感する1日だった。

つづく