2017年の4分の1が終わろうとしているので、振り返りを兼ねて読んだ本をメモしておく。
1月
ヘビーな技術書をガッツリ読んでいた。
- ハッカーと画家
Lisperのポール・グレアムが書いた本。前半はアメリカでの初等教育において、オタクがいじめられることについて批判していたのがなぜか印象に残っている。エンジニアでこの本を読んだことがあるという人は多いみたい(少なくとも身の回りには)。
- 詳解Swift第3版
2016年の年末に出版されたSwift3対応のもの。Swiftを勉強し始めて間もない頃に詳解Swift(一つ古い版)を挫折したが、ある程度わかってきてから読むとものすごく勉強になる。Xcodeの使い方は一切触れずにSwiftという言語にフォーカスしているため、これをマスターしてもアプリは作れない。
- コンピュータの構成と設計 第5版 上
コンピュータサイエンスの勉強ならこれ、と言われた。序盤はスラスラいけるが、パイプライン処理の詳細な話あたりから急にスピードダウンし、かなり時間をかけて読み進めた。時間がない時に、軽い気持ちで読むものではない本。時間があって勉強したい時にとても良いかも。
- そのエンジニア採用が不幸を生む
人材系で働いている人に勧められた本。エンジニアとしてやっていきたいと思っていたら読むべき。理系だしなんとなくパソコン好きだからという理由でエンジニアを選んでしまうことがいかに危険か。
2月
1月にヘビーな技術書をずっと読んでいたので、技術から少し離れてビジネス系を読んだ。
- HARD THINGS
起業家ベン・ホロウィッツが書いた本。twitterやFacebookに出資したVCの創業者。CEOにしかわからない辛さがありありと描かれていた。特に起業する・したい人にはすごく参考になる本。
- LIFE SHIFT
今後平均寿命が100歳を超えるということは科学的に必然だそうで、そうなった時に今のライフスタイルだと、生きていくことが困難になるので、どういう生き方が生まれてくるのか、という話。60代で定年になってから残り30~40年どうやって生きていくのか、いろいろ考えさせられる。
- 暗号解読 上
暗号技術の歴史に関して。暗号が必要になった経緯や、その時に利用されていた暗号など。暗号の成長について非常にわかりやすく説明されていた。大戦中の暗号解読者の戦いは面白かった。
- 88.68%勝てる営業
家にあった。カタカナが多すぎて読みにくかった。
3月
TEDを見ている中で、なんでみんなこんなにプレゼンがうまいのか、と気になってプレゼン関連の本を読んだ。
- ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
PayPal創業者ピーターティールのマインドセットがわかりやすく書かれている。「競争よりも独占をしろ」とか。非常に勉強になる。
- 個を動かす
同じ高校の大先輩が活躍しているのでどういう人なのかと気になって読んだ。
- アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書
プレゼンのアウトライン作成から細かい作り込みや、プレゼンのカンペの作り方までわかりやすく説明してある。本というよりも教科書に近い。
- ビジネスと人を動かす 驚異のストーリープレゼン
上とは違って教科書というより本。読んでいてこっちの方が引き込まれる。引き込まれる話し方について説明しているからだと思うけど。
- 人工知能は人間を超えるか
人工知能について非常に丁寧に説明してある。勉強になった。
次
4月はお金の回り方に関するものと技術書を読み漁ろうと思う。