自分を攻略していく記録

自分がやりたいことを達成するには何をすればいいのか、その攻略していく過程をつらつらと

株を始めるにあたって最低知っておくべき単語・用語

株を始めることにした

株を始めようと思ったが、いまいち知らないことばかりなので、本を読み漁ることにした。その中で「東大生が書いた世界一やさしい株の教科書」という本がとてもわかりやすくて良かったのでキーワードだけメモしておく。

株式の取引の種類

決算書とは

  • 決算書
    • 損益計算書

      1. 売上高 - 事業規模
      2. 売上総利益
      3. 営業利益 - 本業でどれだけ利益を出しているのか(2から販管費をひいたもの)
      4. 経常利益 - 5との差は重要。5との差が大きいと「何かあったのかな」と思う
      5. 税引前当期純利益 - 4から特別損益・利益をやりとりしたもの
      6. 当期純利益 - いくらもうかったのか
    • 貸借対照表

      • 負債
      • 株主資本 - 自己資本比率は全体に占めるこれの割合
        • 資本金 - 株主からの出資金
        • 資本剰余金 - 株主からの剰余金
        • 利益剰余金 - 過去の利益のうち手元に残っているもの
    • 連結決算

企業の指標

  • PER(株価収益率)

    • 会社が発行済み株式数に対してどれくらいの利益をあげているか。低いと企業の実力に対して低く見積もられていると考えられる(割安)。
  • PBR(株価純資産倍率)

    • 会社が倒産した時に株主に対して1株あたり払えるお金と株価を比べたもの。1に近いかどうか、業種平均との比較で割安かどうか判断する。
  • ROE(自己資本比率)

    • 会社が株主から集めた資金を使ってどれほど効率よく利益をあげているか。
  • ROA

    • ROEと似ているが、株主資金以外も含めた計算をする。
  • 売上高営業利益比率

  • 配当性向
  • 配当利回り

増資・自己株式取得

  • 基本的には増資が発表されると株価がさがることが多い。

  • 株を発行してお金を集めるという意味の増資の反対は自己株式取得である。自己株式取得をすると発行株式数が減り、一株あたり当期純利益が増える。そしてPERは下がって割安感が出て、結局株価は上がる可能性が高い。市場からすると好印象。

  • 増資

    • 株を発行して資本金を集めること
      • 発行済株式数が増えて1株あたりの当期純利益が減るため、株価にマイナス
  • 自己株式取得
    • 会社が市場などで自社の株を買うこと
      • 発行済株式数が減って1株あたりの当期純利益が増すため、株価にプラス

移動平均線は短期と長期があって、短期が長期を下から抜く時をゴールデンクロスという。反対がデッドクロスである。

普段チェックしておきたい数字

  • 機械受注実績
    • 機械メーカーがどれだけ注文を受けたか
      • 設備投資にお金を回すほど会社に余裕があるということ。設備投資により生産効率が改善するので、経済にとってプラス。
  • 鉱工業生産指数
    • 鉱業・製造業に従事する会社がどれだけ製品を作ったか
      • 高ければ高いほど需要があるということ。市場期待が大きくなる。
  • 日銀短観
    • 経営者に景況感に関するアンケートを行い、業況が「いい」と判断している経営者と「悪い」と判断している経営者の比率を示す。
      • 経営者がどう現状を捉えているかは今後の日本経済の方向性を見定める上で重要。
  • 実績経済成長率
    • 日本の実質GDPを示す
      • 経済規模が大きくなると言うことはそれだけ利益を生み出す会社が増えると言うこと。
  • 消費者物価指数
    • 基準時と比べて物価がどれくらい変化しているか(前年を100)
      • デフレで低く、インフレで高くなる
  • 完全失業率
    • 働きたいのに働けない人がどれだけいるか
      • 高いと会社は人を雇う余裕がないということで、数値は低い方がいい。
  • マネーストック
    • 金融機関から民間に供給されているお金の送料
      • 金融機関が積極的に貸し出しを行うと、マネーストックが増大し、景気が良くなる。

金利とか金融との関連

  • 政策金利

    • 中央銀行(日銀)が物価や景気をコントロールする時に用いる金利のこと。昔は公定歩合といって、中央銀行から銀行に対してお金をを貸す時の金利をさしていた。今は、銀行がお互いに資金を貸し借りする時に用いる短期金融市場金利のことをいう。銀行が持っているお金の量を調節して短期金融市場の金利を調節する。日銀が政策金利の引き下げを発表すると株価は上がりがち。
  • バブル

    • 金利の引き下げにより大量のお金が出回っていた。会社も個人もより有利な運用先を求めて株の買い付けに向かった。そのため株価が実体経済とかけ離れて泡のように膨らんだと。崩壊時は金利が上昇してお金が引き上げられて、株の供給過多になって株価が低下した。
  • 国債

    • 国債の価格が下がる=国債金利が上がる
    • 不況時は株より安心感のある国債に流れやすい。国債が下がったら金利をあげて買うように誘導する
    • 国債が下がると銀行は多くの国債を持っているので、資産が減って貸し渋りが生じる
  • 円高

    • 為替差益を狙って外国人投資家が日本株投資を増やすとともに、円高対策で政府が政策金利を引き下げたり外国人による日本の国債購入により国債価格が上昇し、金利が低下するなど、株高要因になる。

選ぶ時の着眼点

  • 業界を見る時

    • 海外進出
    • 業界再編
    • 新技術
  • 国民一人当たりGDPが3000ドルを超えてくると紙おむつが普及すると言われている。

  • ソフトウェアでないならば、製品の原材料の値動きに注意。

  • 海外でのシェア、これを見るには海外の動向(人口からGDP等の成長率等いろいろ)に注意。

  • 輸出入とかがある場合、為替の変動に注意。為替ヘッジとは、短期的なレート変動を受けないように将来、特定のレートで米 ドルを購入できる約束をすること。

  • 自己資本比率が少ないとその分ROEは大きくなる。

  • 信用買い残 - 信用取引時に証券会社から借りた資金分。これが上がるすると株価が下がる。

  • 増資は短期的には下落。長期的には株価上昇。