シリコンバレーに行ってきた(2日目:SmartNews〜Apple)
シリコンバレーに来ている。
買い物へ
近くのスーパーへ
マウンテンビューはサンフランシスコの中心地から50キロほど離れており、けっこう田舎。近くにスーパーとかはそろっていて生活には困らないが、車がないと何もできない。
泊まっているところの近所にあるスーパーに来ると大量のギフトカードを発見した。アメリカはクレジットカード社会だが、クレジットを持てない人はこうしたものを頻繁に利用するのかなと思う。確かに今のところ現金がないと困るシチュエーションは皆無だし、現金で支払いをしているところをほとんど見かけていない。ただ、モバイル決済もほとんど見ない。
アウトレットへ
せっかくサンフランシスコに来たのでショッピング、ということでサンフランシスコ・プレミアム・アウトレットへ行ってきた。とりあえず安い。Calvin Kleinに行くと入り口にスマホの充電スポットがあった。中国では、ショッピングモールやレストランで、モバイルバッテリーを借りることができるが、ここのものはスマホを置いて充電する形式だった。たしかに他の場所ではあまり見かけなかったので、モバイルバッテリーの貸出にしても返すところがなさそうだった。
SmartNews@SF を訪問
SmartNewsのサンフランシスコオフィスに遊びに行った。Montgomery駅のそばに位置し、メルカリのオフィスの近くだった。社員は15人程度で、デスクっぽいデスクが占めるスペースが狭く、ゆったりした空間が広いのが印象的だった。案内してくださった方は、東大の同じ学科の8個上の先輩だった。新卒でDeNAにエンジニアとして入社し、2年目からアメリカで展開している事業に関わって、そこでビザを取得したそう。その後にLinkedInでTwitterからお誘いが来て転職したらしい。Twitterをやめた後はフリーランスで開発をし、現在はSmartNewsのPMをしている。ビザの話から、サンフランシスコでの生活などなど参考になる話がたくさん聞けた。
Appleを訪問
サンフランシスコ市内からマウンテンビューに移動しようとUberを探すと、料金がなんと170ドル(18000円ほど)と出てきた。通常の時間はせいぜい50ドルほどで行けるので、諦めて電車で移動した。Uberは混雑具合で価格調整が入るのは知っていたが、ここまで上がるとは思いもしなかった。午後4時くらいだったが、混雑し始める時間だった。サンフランシスコは交通量が多く、すぐ渋滞ができてしまう。
まだAppleの新しい建物は入ることができなかったので、古い方のオフィスに少し入った(Appleの新しいキャンパスは遠目から眺めたが、異常にでかい光る建物だった)。
Appleでは、大学のラクロス部の先輩(12期)にお会いした。東大院の新領域を出た後、アメリカで6年半かけてPhDを取得して、米Yahooにエンジニアとして入社した。2011~12年あたりは、米Yahooの業績が悪く、レイオフ祭りだったよ、と楽しそうに語ってくれた。毎年のように何人かクビになり、何年耐えられるか、みたいな状態だったらしい。結果的に、同僚がシリコンバレー中に散らばったおかげで、いろいろな企業にコネができたのが良かったとか。米Yahooの後は、知り合いに誘われてAppleに入社して、現在はHadoop等を扱っているそう。Appleの採用にも携わっていて、コード面接の様子とかについて聞けた。知り合いがアプリのレビューをしているそうだが、評価基準等については一切話せないため、違う部署の社員も知らないらしい(当然といえば当然だが)。
当たり前だが、Google DocsやGoogle Spreadsheetとかのサービスは一切使わないし、AWSを使うことはあってもGCPは触れないようだった(でもGoogle Mapは使っていた)。Googleの人はiPhoneを使う人もいるようだったが、Appleの人はiPhoneを支給されるので基本iPhoneを使うらしい。バチバチしている。
Googleに比べて、セキュアな印象が強く、シリコンバレーにしては珍しく勤務時間も決まっていて、若干縛りがあるのかなと感じた。それでも日本の企業に比べると自由だと思うが。
食堂に向かうと、Apple社員が子供を連れて夕飯を取っている様子が目立った。
2日目終わり
AppleはGoogleに比べてお固くて、かっちりしている印象だった。
クレジットカード社会で、現金がないと困るシーンはそこまでなかった。ただ、友だちとのお金のやり取りの時に、クレジットカードで払えないので困ることはあった。現地の人同士であれば、VenmoやFacebook Messenger、PayPal等でやり取りできるが、僕達日本人はアメリカの銀行口座がないのでそういった手段はなく少々不便だった。一緒に行った友だちとは、あとで日本で精算しよう、みたいになってしまう。