Lightning Networkをためす
BitcoinやEthereumではトランザクションの増加に伴って決済スピードや高額な手数料など様々な問題に直面している。特にVISAの決済スピードが引き合いに出されることが多い。その決済スピードや手数料の解決方法の1つとしてLightning Networkが注目されており、開発も活発に行われている。実際にLightning Netoworkを使った支払いを試してみたが、びっくりするほど早かったので(オンラインでスイカの決済体験をしたかのような)、その方法について書く。
Eclair Wallet testnetをインストールする
Eclair Wallet Testnet - Google Play の Android アプリ
AndroidアプリでBitcoinのtestnetでLight Networkを試すことができる Eclair Wallet というものがあるので、それをGoogle Playから落とす。開くと自分のアドレスが発行されるので、そのアドレスで以下のサイトを使ってBitcoinをもらう(testnetなので金銭的価値はない)。
Faucet - Bitcoin TestNet sandbox
次にStarblocks(スターバックスではない)というサイトで実際に購入をしてみる。
Starblocks | Spend bitcoin with LN on TESTNET
まずデポジットを先に払ってpayment channelを開く
ここでは120mBTCを先にデポジットしている。これを超える買い物はできないということになる。Lightning Networkを利用するには、このトランザクションがどうしても必要で、このトランザクションのConfirmationは待たねばならない。
payment channelが正しく開けたことを確認(これに少し時間がかかる)
この状態になると初めにデポジットした額以内であれば好きに高速に支払いできる。
オンラインストアで決済用のQRを発行する(Lightning Networkでの支払いに対応している)
Bitcoinのアドレスとは異なるので従来の方法で支払うためには利用できない。
支払い確認画面が開く
支払いボタンをタップすると数秒足らずで支払いが完了する
まとめ
めちゃくちゃ簡単にオンライン決済がそれもBitcoinを使ってできることが確認できた。実際の問題としては、受け取るためには常にオンラインにいないといけない、とかスケールした時にこのままでうまくいくのか、などあるが、非常に面白いので今後の開発に注目しておきたい。