自分を攻略していく記録

自分がやりたいことを達成するには何をすればいいのか、その攻略していく過程をつらつらと

AnyPayで働きだしてからの半年を振り返ってみる

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AnyPayで4月から社員として働きだして半年がたった。

技術面について

paymoの開発

入社当時はpaymo iOSしか実装していなかった(できなかった)が、paymoのバックエンドも書くようになった。正社員エンジニアは自分の他に1人しかいなかったこともあり、その分技術力に対してやらせてもらえることが多い。そのおかげで、paymoの原因謎のバグは一人で原因調査、解決できるようになったと思う。アプリエンジニアはテストや設計にこだわる人が多い環境なので、コードレビューでいじめれたのはなんだかんだで勉強になった。

よく「paymoどう?苦労してるよね?」と聞かれるが、この業界全体がなかなか苦戦しているように思う。現金主義が想像以上に強い。

開発体制の変化

春頃までは業務委託のエンジニアが多く、paymoやAnyPayはほぼ外部が作ったと言っても過言ではないが、ここ数ヶ月で、それを一気に内製化していくのを経験できたのは良かった。業務委託のエンジニアが正社員エンジニアと大きく入れ替わり、気づけば、自分が社内で一番paymoの仕様に詳しい人になっていた。ただ、一気に体制が変わったので、開発やコードレビューの進め方もふわふわしている時期もあり、少人数で回っていたやり方ではうまく回らなくなるタイミングを痛感できた。

新規事業の開発

8月に、もっと他のこともやりたいとマネージャー(CTO)に言ったら、新規事業の開発も関わることになった。こちらは思っている以上にやることが大きいというか、0からほぼ1人で慣れないバックエンドの開発だったのでなかなかハードだった。Rubyをはじめて間もない人にここまで任せきるのか、と。なんとかリリースできてよかった。その事業のチームのレベルがめちゃくちゃ高く、プログラミングスキルに加えて、金融とかブロックチェーンとかの知識がかなり深まった。

技術面以外

中国に結構行った

社内に中国に精通しているエンジニア(Sさん)がいて、その人に深セン(香港のすぐ上)を案内してもらった。実際に現地のサービスを触れると学びが大きい。mercariの人も中国やインドに視察で行っているし、若い起業家こそ一回行くべきだと思う。想像以上に中国が進んでいる、というか日本が遅れていることを痛感する。最近はメディアで、シェアサイクルがアツい、とかモバイル決済が進んでいる、と頻繁に見かけるようになったが、普段から中国によく行っているSさんは中国で自転車が置かれだして間もない頃からその話をしていた。

本を結構読んだ、けど

4月は主にSwiftやRailsに関する技術書を読んでいたが、5~7月は金融や株、世界史とかビジネス書を結構読んだ。多い時は1日1冊ペースだった。とはいえ、読むだけだと意味がないことに気付いて、7, 8月あたりからは空いた時間はコードを書くようになった。結果的に新規事業の方でそれが生きたかなと思う。たしかに本を読むのは大切だけど、読むだけでつい満足してしまうのはよくない。

仮想通貨とか

AnyPayでICOコンサルを始めたし、仮想通貨関連の話は会社で頻繁に出てくるので、個人的にけっこうはまった。会社とは一切関係ないが、個人的にはDEXに期待していて、取引所だけではなく、様々なものに分散型という概念が付加されていくのはないかと思っている。そこらへんは暇な時にとりあえず手を動かして遊んでみたいところ。

まとめ

エンジニアが技術を伸ばすならこの会社が最適か、と聞かれたら、そうでもないと思う。でも、新しい事業を作っていくことをエンジニアが学ぶには最適だと思う。この会社の規模で、短期的・長期的な事業を並行して作っていくのを経験できるから。