自分を攻略していく記録

自分がやりたいことを達成するには何をすればいいのか、その攻略していく過程をつらつらと

深センで現地の人と交流してみた

深センで会社を立ち上げ、活動している日本人の方が主催している、日中交流会@深センに参加してきた。その前日に会った人に、「時間ありそうなら言ってみなよ」と言われ、急遽行くことに。来ていたのは、日本に興味がある中国人と、現地で働いている日本人が15人ほどで、割合は2:1くらいだったように思う。3時間ほど市内のレストランにて、いろいろな話を聞くことができた。

シリコンバレー化している深セン

深センは中国の中でも1、2を争うほど移民(流入)が多い、と聞いていたが、実は最近は出ていく人が多いのだとか。その数、年間200万人ほどにもなる、とのこと(どれだけ正確なのかわからないが...)。物価、特に地価が高騰していて、結婚のために深センから離れることを余儀なくされる人が増えてきている。中国では結婚の時に家を買うのが普通だそうだが(結婚する時に家を買えない男性は、女性側やその親に不安がられることがあるとか)、あまりに高くて買えない人が多いのだ。まるでシリコンバレーのようになってきていると痛感した。まだ東京のほうが物価は高いが、場所によっては、西友より高いんじゃないか、というスーパーもあった。下手するとそのうち日本がいい下請けになってしまうのではないかと思ってしまうほど勢いを感じた。

意外と楽天が知られていた

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日本に関心がある人だったからかもしれないが、楽天を知っている人がそれなりにいた。日本のものを買う時は、楽天を利用する事があるらしい。でもやっぱり基本的には、taobaoやJD.comが利用されている。荷物の配送のシステムもしっかりできていて、香港で買ったものをtaobaoで中国国内に売りさばくという仕事をしている人もいた。taobaoのフリマ版、闲鱼は利用しないのか、と聞いたところ、使ったことはある、という程度で、中古マーケットはあまり伸びていないようだった。中古は汚すぎて利用できないとか色々問題がありそうだった。

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ポイントという概念が日本ほどない..??

日本ではお店側からやたらポイントが付与されるが、彼らの話を聞いていると結構状況が違っていた。ポイントを貯めると良い、とかではなく、お店のカードを持っていると割り引かれるってくらいで、日本みたいにいろんなポイントカードにためていくことをしないようだった。お店への支払いもWeChatを使うことが多く、そうすると、お店側はWeChatでメッセージが届けられるから、そこで消費者にアプローチでき、日本のマーケティングとは戦略が違ってくるのだ。

深センて暮らしやすいの?って聞いてみた

深センにずっと暮らしているという人に暮らしやすいのか聞いてみた。返ってきた答えは「まあ、そこそこ」だったり、めっちゃ暮らしやすい!というものでもなかった。物価・地価が高いのが辛いからだそう。それ以外は、いいんだけど、と思っているみたい。HuaweiやTencentといった大企業にいると苦労しないだろうけど、普通の会社の人にはとても大変、と言っていた。ただ、深セン自体がテック的に進んでいると感じているようで、IT系の人ならとても気にいる街だと思うとも言われた。

雑感

深センで仕事をしているわけでもないのにここ(交流会)に来ている、というのが不思議らしくけっこう驚かれた。日本のIT業界では比較的注目されている地域だが、現地の人はそういう実感もないので、なんで来ているの、みたいなリアクションをされがちだった(笑)。

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